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2024.08.20 |
重度歯周病でもインプラント治療は可能?治療のポイントと注意点とは? |
2024.08.20
重度歯周病でもインプラント治療は可能?治療のポイントと注意点とは?
1.こんなお悩みありませんか?
インプラント治療を考えているけど、重度の歯周病があると心配になりますよね。歯周病って、歯を支える骨や歯茎にダメージを与えて、最悪の場合は歯を失う原因にもなります。そんな中で、インプラント治療が本当にできるのか、そしてどんな影響があるのか不安に感じるのは当然のことです。ここでは、そんなお悩みにお答えします。
- 重度の歯周病でもインプラント治療ができるの?
歯周病が進んでいると、骨が弱くなっているからインプラントは難しいんじゃないかと不安になるかもしれません。でも、今の技術なら、重度の歯周病があってもインプラント治療が可能なケースがたくさんあります。まずは、しっかりと検査をして、今の状態を正確に把握することが大切です。
- 歯周病が進んで歯を失うリスクが心配
歯周病をそのまま放っておくと、どんどん進行して最終的には歯が抜け落ちてしまうこともあります。歯を失うと、食べるのが難しくなったり、全身の健康にも影響が出てくることがあります。インプラント治療は、失った歯を補うだけじゃなくて、噛む力を取り戻すためにも大切な治療です。
- インプラントが歯周病でどんな影響を受けるのか知りたい
インプラントを入れた後も、歯周病が進むとインプラントの周りに炎症が起こって、インプラントの寿命が短くなることがあります。だからこそ、歯周病の治療と予防がすごく大事なんです。インプラント治療を受ける前に、まずは歯周病をしっかり治療して、インプラントを長持ちさせるためのケアを徹底しましょう。
重度の歯周病があっても、しっかりと治療とケアをすれば、インプラント治療は十分可能です。少しでも不安があれば、まずは気軽にご相談ください。あなたにぴったりの治療法を一緒に見つけて、健康で快適な生活を取り戻すお手伝いをさせていただきます。
2.重度歯周病とは?
歯周病という言葉を聞いたことがあっても、実際にどのような病気かを詳しく知っている方は少ないかもしれません。歯周病は、歯と歯茎に影響を与える感染症で、進行すると深刻な健康問題を引き起こすことがあります。ここでは、歯周病がどのように進行し、どんな症状が現れるのか、そして歯と歯茎に与える影響や予防方法について詳しくご紹介します。
歯周病の進行とその症状
- 初期段階: 歯周病は最初、歯茎が赤く腫れる程度の軽い症状から始まります。この段階では痛みが少なく、気づかないことが多いです。
- 中期段階: 適切なケアを行わないと、歯と歯茎の間にプラークがたまり、炎症が進行します。歯茎が腫れ、出血しやすくなることが特徴です。
- 重度段階: さらに進行すると、歯を支える骨が破壊され始めます。この段階では、歯がぐらつき、最終的には歯が抜け落ちるリスクが高まります。
歯周病が歯と歯茎に与える影響
歯周病が進行すると、次第に歯と歯茎にさまざまな悪影響が現れます。
- 骨の破壊: 歯を支える骨が次第に破壊され、歯が不安定になります。
- 歯茎の後退: 歯茎が後退し、歯が長く見えるようになることがあります。
- 出血と口臭: 歯茎が腫れ、ブラッシング時に出血しやすくなると同時に、口臭が発生しやすくなります。
- 痛みと不快感: 歯茎が腫れて痛みを感じるようになり、日常生活に支障が出ることもあります。
歯周病の原因とその予防法
歯周病の主な原因は、口内にたまるプラークです。プラークが歯と歯茎の間にたまると、細菌が繁殖し、炎症を引き起こします。歯周病を予防するためには、日常のケアがとても重要です。
- 原因:
- 歯と歯茎にたまるプラーク
- 不十分な口腔ケア
- 遺伝的要因や生活習慣(喫煙、ストレスなど)
- 予防法:
- 毎日のケア: 毎日のブラッシングとフロスを使って、歯垢をしっかり除去しましょう。特に歯と歯茎の境目を丁寧にケアすることが大切です。
- 定期的な歯科検診: 6か月に一度の定期検診を受けることで、初期の歯周病を早期発見し、早期治療が可能になります。
- プロフェッショナルクリーニング: 歯科医による定期的なクリーニングは、プラークや歯石を取り除き、歯周病の進行を防ぐために非常に効果的です。
- 生活習慣の改善: 喫煙を避け、ストレスを減らすことで、歯周病のリスクを低減することができます。
歯周病は放っておくと進行し、歯を失うリスクが高まりますが、適切なケアと予防によって防ぐことができます。もし歯茎の腫れや出血が気になる場合は、ぜひ一度歯科医院でチェックを受けてください。早期に対応することで、健康な歯と歯茎を保ち、快適な生活を続けることができます。
3.重度歯周病とインプラント治療の関係
重度の歯周病を抱えていると、インプラント治療を受けることに不安を感じる方も多いかと思います。ここでは、重度歯周病がインプラント治療に与えるリスクや、歯周病治療後にインプラントを選択する理由、そしてインプラントがもたらすメリットについて、わかりやすくお話しします。
重度歯周病がインプラント治療に与えるリスク
歯周病が進行すると、歯を支える骨がダメージを受けます。これはインプラントを安定させるために必要な骨にも影響を及ぼします。具体的には、以下のようなリスクが考えられます。
- 骨の喪失: 歯周病により骨が減少していると、インプラントを埋め込むための十分な骨がない場合があります。この状態では、インプラントがしっかりと固定されず、治療の成功率が低くなるリスクが高まります。
- 感染のリスク: 歯周病が進行していると、口腔内の細菌がインプラント周囲に感染を引き起こす可能性があります。これが原因で、インプラントが失敗するリスクが増します。
歯周病治療後にインプラントを選択する理由
歯周病治療を行った後、インプラント治療を選ぶことには多くの理由があります。歯周病が改善された後、失った歯を補う最適な方法としてインプラントは非常に有効です。
- 歯の安定性: インプラントは、自分の歯と同じようにしっかりと固定されるため、入れ歯やブリッジよりも安定感があります。これにより、噛む力が回復し、食事を楽しむことができます。
- 骨の維持: インプラントを埋め込むことで、骨に刺激が加わり、骨の減少を防ぐ効果が期待できます。これにより、顔の輪郭が保たれ、若々しい見た目を維持することができます。
インプラントがもたらすメリット
インプラント治療は、見た目や機能の回復だけでなく、患者様の生活の質を向上させる多くのメリットがあります。
- 自然な見た目と感覚: インプラントは、見た目が自然で、自分の歯とほとんど変わらない感覚で使うことができます。これにより、他人に気づかれることなく、自信を持って笑顔を見せることができます。
- 長期的な健康維持: インプラントは、しっかりとしたケアを続けることで長期間使用することが可能です。これは、入れ歯やブリッジよりも長持ちする治療方法であり、結果的に長期的な健康維持に貢献します。
- 快適な生活: インプラントによって、食事や会話が自然に行えるようになるため、日常生活の質が大幅に向上します。これにより、ストレスなく毎日の生活を楽しむことができるようになります。
インプラント治療は、重度の歯周病を克服した後でも、患者様にとって大きなメリットをもたらします。しっかりとした治療とケアを行うことで、健康な口腔環境を取り戻し、快適な生活を続けることができます。
4.重度歯周病患者におけるインプラント治療の注意点
インプラント治療を考えている患者様にとって、特に重度の歯周病を抱えている場合、治療前に知っておくべきポイントがいくつかあります。ここでは、インプラント埋入前の準備と歯周病治療、骨の状態がインプラントの成功率に与える影響、そして手術後のケアとリスク管理について詳しくご紹介します。
インプラント埋入前の準備と歯周病治療
インプラント治療を成功させるためには、まず歯周病をしっかりと治療することが欠かせません。歯周病が進行していると、インプラントを支える骨や歯茎に影響を与え、治療の成功率が下がってしまいます。そのため、インプラント埋入前には次のような準備と治療が必要です。
- 歯周病の治療: まず、歯周病を完全に治療し、口腔内の健康状態を改善します。歯周ポケットの深さを測定し、歯石やプラークを除去することで、歯茎を健康な状態に戻します。
- 感染リスクの軽減: 歯周病治療を行うことで、インプラント埋入時の感染リスクを減らし、治療の成功率を高めます。
骨の状態とインプラントの成功率
インプラント治療の成功には、インプラントを支える骨の状態が非常に重要です。歯周病が進行すると、骨が減少し、インプラントをしっかりと固定するための土台が弱くなることがあります。以下の点を確認しておくことが大切です。
- 骨量の評価: CTスキャンやX線検査を使用して、骨の厚みや高さを評価します。骨が十分でない場合は、骨移植や骨再生治療が検討されることがあります。
- インプラントの選択: 骨の状態に応じて、適切なインプラントのサイズや形状を選択します。骨が十分でない場合でも、適切なインプラントを選ぶことで、治療の成功率を高めることができます。
手術後のケアとリスク管理
インプラント手術が成功した後も、適切なケアとリスク管理が重要です。特に重度の歯周病を抱えていた患者様にとって、手術後のケアを怠ると、再発やインプラントの失敗につながる可能性があります。
- 日常のケア: インプラント周囲の清潔を保つため、毎日のブラッシングとフロスを欠かさないようにしましょう。特に、インプラント周りの歯茎に注意を払い、歯垢や食べかすをしっかりと除去します。
- 定期的な検診: 定期的に歯科医院で検診を受けることで、インプラントの状態をチェックし、問題があれば早期に対処できます。これにより、インプラントの長期的な成功率を高めることができます。
- リスク管理: インプラント周囲炎などのリスクがある場合は、早期に適切な治療を受けることが重要です。歯科医師と相談し、必要に応じて抗生物質の使用や専門的なクリーニングを行うことで、リスクを最小限に抑えることができます。
インプラント治療は、重度の歯周病を克服した後でも、多くのメリットをもたらします。しかし、治療を成功させるためには、事前の準備と継続的なケアが不可欠です。患者様一人ひとりの状態に合わせた適切な対応を行うことで、健康な口腔環境を取り戻し、快適な生活を送るためのサポートをいたします。
5.インプラント治療がもたらす効果
インプラント治療は、ただ失った歯を補うだけでなく、患者様の生活全体にわたって多くのメリットをもたらします。ここでは、インプラント治療が具体的にどのような効果をもたらすのか、噛む力の回復、見た目の改善、そして長期的な健康維持に焦点を当ててご紹介します。
噛む力の回復と生活の質向上
- 自然な食事の楽しみ: インプラント治療によって噛む力が戻ると、硬い食べ物や好きな料理をしっかりと噛んで食べられるようになります。これにより、食事の楽しみが戻り、栄養もしっかり摂取できるようになります。噛む力が回復することで、消化も改善され、全身の健康にも良い影響を与えます。
- 生活の質向上: 食べることがスムーズにできるようになると、日常生活がより快適になります。家族や友人と一緒に食事を楽しむ機会が増え、食事の時間がより充実したものになります。
見た目の改善と自信の回復
- 自然な見た目: インプラントは見た目がとても自然です。自分の歯とほとんど変わらない見た目を再現できるため、他人に気づかれることなく、自信を持って笑ったり話したりできるようになります。これは特に、笑顔が大切なコミュニケーションの場面で大きなメリットとなります。
- 自信の回復: 見た目が改善されることで、外見に対する不安が解消され、自信を持って人前に出ることができるようになります。これにより、社会的な活動や仕事でのパフォーマンスも向上することが期待できます。
長期的な健康維持への貢献
- 骨の健康維持: インプラントを埋め込むことで、骨に刺激が加わり、骨が維持される効果があります。これは、歯を失ったままにしておくと進行する骨の減少を防ぐため、顔の輪郭を保ち、若々しい見た目を維持することにもつながります。
- 長持ちする治療: インプラントは適切にケアを行えば、非常に長持ちします。入れ歯やブリッジと比較して、インプラントは長期間にわたり安定した状態を保つことができるため、定期的な調整が少なくて済みます。これにより、長期的な健康維持にも大きく貢献します。
インプラント治療は、噛む力の回復や見た目の改善、そして長期的な健康維持において、患者様にとって非常に価値のある治療方法です。失った歯を取り戻し、生活の質を向上させるために、インプラント治療を検討してみてはいかがでしょうか。
6.インプラント治療の流れ
インプラント治療を考えるとき、どんなステップがあるのか知っておくと安心ですよね。ここでは、初診から治療完了までの流れをシンプルにお伝えします。
初診から治療計画の作成
- 初診・カウンセリング: まずは歯科医院で相談からスタートします。このとき、口の中の状態をしっかり確認し、インプラントが適しているかを判断します。X線やCTスキャンを使って、骨や歯の状態を詳しくチェックすることもあります。
- 治療計画の作成: 検査結果をもとに、患者様にぴったりの治療計画を立てます。どこにインプラントを入れるか、手術のタイミングや治療期間などを決め、治療に伴うリスクや期待できる効果についても詳しく説明します。
インプラント埋入手術
- 手術の準備: 手術前に、口の中を清潔に保つためにクリーニングを行います。これで手術中の感染リスクを減らします。また、手術に対する不安を和らげるため、麻酔の方法や手術の手順についても事前にしっかり説明します。
- インプラント埋入: 手術では、インプラントをあごの骨に埋め込む作業が行われます。麻酔を使うので、ほとんど痛みを感じることはありません。手術後は、インプラントが骨としっかり結びつくまで、数ヶ月間の治癒期間が必要です。
上部構造の取り付け
- 治癒後の確認: インプラントが骨としっかり結びついたのを確認したら、次に人工歯(上部構造)を取り付けます。噛み合わせや見た目が自然になるように仕上げていきます。
- 仮歯の調整: 必要に応じて仮歯をつけて、噛み合わせや見た目を微調整します。仮歯を使いながら最終的な形や色を決めていきます。
治療後のメンテナンスとフォローアップ
- 治療後のケア: 治療が終わった後も、インプラントを長く使うためには定期的なメンテナンスが大切です。特に歯周病があった患者様は、毎日のブラッシングやフロスをしっかり行いましょう。また、定期的に歯科医院でチェックを受けて、問題があれば早めに対応することが大事です。
- フォローアップ: 定期的なフォローアップを続けることで、インプラントが長く健康に機能するようサポートします。歯科医と一緒に適切なケアを続けることで、インプラントの寿命を延ばし、快適な生活を続けることができます。
インプラント治療は、しっかりとした計画とケアが大切です。初診から治療完了までの流れを理解して、安心して治療に臨んでください。私たちがしっかりサポートしますので、何でも気軽にご相談くださいね。
7.インプラント治療後の歯周病予防
インプラント治療が終わったからといって安心せず、その後のケアがとても大切です。インプラントを長持ちさせるためには、歯周病をしっかり予防する必要があります。ここでは、治療後に気をつけるべきポイントを簡単にまとめました。
定期的な歯科検診の大切さ
インプラントを健康に保つためには、定期的に歯科検診を受けることが必要です。検診でインプラントや周りの歯茎の状態をチェックし、早めに問題を見つけて対処できます。
- 早期発見がポイント: 定期検診で炎症や骨の状態をチェックし、もし何か問題があればすぐに治療することで、大きなトラブルを防げます。
- 検診の頻度: 一般的には、半年に一度の検診がオススメですが、歯科医師の指示に従って、自分に合った頻度で受診しましょう。
毎日の口腔ケアが基本
インプラントを健康に保つには、毎日の口腔ケアが基本です。歯ブラシやフロスを使って、インプラントの周りをしっかり清潔に保ちましょう。
- 正しい磨き方: インプラントの周りを優しく丁寧に磨くことが大切です。特に歯茎との境目やインプラントの根元部分をしっかりケアしましょう。
- フロスや歯間ブラシを使おう: 歯と歯の間やインプラント周りに残りやすい汚れは、フロスや歯間ブラシを使ってしっかり取り除きましょう。
プロによるクリーニングも忘れずに
自宅でのケアに加えて、定期的にプロのクリーニングを受けることも大切です。専門的な器具を使ったクリーニングで、自分では取りきれない汚れや歯石をしっかり除去してもらいましょう。
- 歯石除去の大切さ: 自分では取りにくい歯石は、定期的なクリーニングでしっかり除去しましょう。歯石が溜まると歯周病のリスクが高くなります。
- インプラント周りのケア: インプラント周りの歯茎や骨の状態を保つために、プロによるメンテナンスを受けることで、インプラントを長持ちさせましょう。
インプラントを長持ちさせるには、日々のケアと定期的なチェックが欠かせません。しっかりとしたケアを続けて、インプラントを健康に保ち、いつまでも快適に使い続けましょう。
8.重度歯周病とインプラントの持続性
インプラント治療を受けた後、特に重度の歯周病を経験した方にとっては、インプラントが長く持つかどうかが気になるところです。ここでは、インプラントの持続性を支える要因や、歯周病の再発を防ぐための取り組み、そしてインプラント周囲炎のリスク管理についてお話しします。
長期的なインプラントの成功を支える要因
インプラントが長持ちするためには、いくつかの重要な要因があります。
- 骨の質と量: インプラントがしっかりと固定されるためには、骨の質と量が十分であることが重要です。骨がしっかりしていると、インプラントが安定しやすく、長期的な成功に繋がります。
- 日常的なケア: 毎日の口腔ケアがインプラントの持続性に大きく影響します。歯ブラシやフロスを使ってインプラント周囲を清潔に保つことが、トラブルを未然に防ぐカギとなります。
- 定期的な歯科検診: 定期的に歯科検診を受け、インプラントの状態をチェックすることが大切です。早期に問題を発見し、適切に対処することで、インプラントの寿命を延ばすことができます。
歯周病の再発を防ぐための取り組み
歯周病を再発させないためには、以下のような取り組みが必要です。
- 口腔内の清潔を保つ: 毎日のブラッシングやフロスはもちろん、口腔内を清潔に保つために、抗菌性のあるうがい薬を使うことも効果的です。
- 定期的なクリーニング: プロによる定期的なクリーニングで、プラークや歯石をしっかりと除去しましょう。これにより、歯周病の再発リスクを大幅に減らすことができます。
- 生活習慣の改善: 喫煙やストレスなど、歯周病のリスクを高める生活習慣を見直し、健康的な生活を心がけましょう。
インプラント周囲炎のリスク管理
インプラント周囲炎は、インプラント周りに炎症が起こることで、インプラントの持続性に影響を与える可能性があります。リスクを管理するためには、次のようなことが重要です。
- 早期発見と対応: インプラント周囲に炎症の兆候が見られたら、早めに歯科医に相談しましょう。早期に対応することで、深刻なトラブルを避けることができます。
- 日常的なケアの徹底: インプラント周りを清潔に保つために、毎日のケアをしっかり行いましょう。特に、歯間ブラシやフロスを使って、インプラント周りの汚れをしっかりと除去することが大切です。
- 定期的なメンテナンス: 定期的に歯科医院でメンテナンスを受けることで、インプラント周囲炎のリスクを最小限に抑え、インプラントを長く健康に保つことができます。
インプラント治療後も、適切なケアとリスク管理を続けることで、インプラントの持続性を高め、長く快適に使い続けることができます。歯科医師と相談しながら、しっかりとしたケアを続けていきましょう。
9.インプラント治療の費用とリスク管理
インプラント治療を考えるとき、費用やリスクが気になるのは当然ですよね。ここでは、治療にかかる費用の目安やリスク管理について、シンプルに説明します。
治療にかかる費用の目安
インプラント治療の費用は、口の中の状態やインプラントの種類、治療の範囲によって変わります。一般的には1本あたり30万~50万円くらいが目安です。ただ、複数のインプラントが必要だったり、骨の再生治療が必要な場合は、もう少し費用がかかることもあります。
- 主な費用項目:
- インプラント本体
- 手術費用
- 人工歯(上部構造)の費用
- CTスキャンやX線などの検査費用
リスクとその対策
インプラント治療にはリスクがありますが、しっかりと対策を取ることでリスクを抑えることができます。
- 感染リスク: 手術中や手術後に感染が起こる可能性があります。これを防ぐために、手術前の口の中のクリーニングや、手術後の抗生物質の服用が大切です。
- インプラントが骨に合わない: インプラントが骨としっかり結びつかないことがあります。これを避けるために、治療前に骨の状態をしっかり評価し、必要なら骨の再生治療を行うことが推奨されます。
- インプラント周囲炎のリスク: インプラントの周りに炎症が起こることがあります。これを防ぐには、毎日の口腔ケアと定期的な歯科検診が欠かせません。
保険適用外の費用負担について
インプラント治療は、保険が適用されないことが多く、治療費は全額自己負担となります。そのため、治療を始める前に費用について詳しく確認しておくことが大切です。
- 費用の確認: 治療前にどんな費用がかかるのか、また追加費用が発生する可能性についても確認しておきましょう。クリニックによっては、分割払いなどの支払い方法も相談できる場合があります。
- 長期的なメリット: インプラント治療は一度に費用がかかりますが、長期的には他の治療法より安定して使えるメリットがあります。
10.インプラント 重度歯周病に関するよくある質問
インプラント治療を検討する際、特に重度の歯周病がある場合は不安や疑問が多いと思います。ここでは、そんな患者様がよく抱く質問とその回答をわかりやすくまとめました。
重度歯周病でもインプラント治療は受けられますか?
- 回答: はい、重度の歯周病があってもインプラント治療は可能です。
- 詳細: ただし、そのままの状態で治療を始めるのではなく、まず歯周病をしっかりと治療してから進めることが一般的です。歯周病が進行していると、インプラントの周囲にある骨や歯茎が弱くなり、治療の成功率が下がる可能性があります。
- ポイント: 歯周病治療とインプラント治療を併用することで、口腔内全体の健康も向上します。
インプラント治療後に歯周病が再発するリスクはありますか?
- 回答: はい、インプラント治療後でも歯周病が再発するリスクはあります。
- 詳細: 特にインプラント周囲炎と呼ばれるインプラント周りの炎症が起こる可能性があります。これは、インプラントの周囲にプラークや歯石が溜まり、炎症が発生することで起こります。
- ポイント: 日常的な口腔ケアと定期的な歯科検診が、再発リスクを減らすために非常に重要です。
その他のよくある質問
- インプラントはどれくらい持ちますか?
- 回答: 適切なケアを続けることで、10年以上、さらには一生使い続けることができます。
- 詳細: インプラントが長持ちするためには、日常的なケアと定期的な歯科検診が重要です。
- インプラント治療は痛いですか?
- 回答: 手術中は麻酔を使用するため、ほとんど痛みを感じることはありません。
- 詳細: 手術後に多少の痛みや腫れが生じることがありますが、通常数日で収まります。痛みが気になる場合は、痛み止めを使用することで快適に過ごすことができます。
- 治療期間はどれくらいかかりますか?
- 回答: 治療計画から最終的な人工歯の装着まで、一般的に数ヶ月から1年ほどかかります。
- 詳細: 期間は患者様の口腔内の状態や骨の回復具合、治療内容によって異なりますが、治療が長期にわたる場合もあります。
インプラント治療は、特に重度の歯周病を経験された方にとって、大きな決断となる治療法です。不安や疑問を抱えている方も多いと思いますが、適切な治療とアフターケアを行うことで、インプラントは長く健康に保ち、快適な生活を支える強い味方になります。この記事では、インプラント治療に関するよくある質問にお答えし、治療に対する不安を少しでも和らげられるよう、詳しく説明しました。インプラント治療は、患者様一人ひとりの状況に合わせたオーダーメイドの治療が求められるため、信頼できる歯科医師とのコミュニケーションがとても重要です。治療前にしっかりと相談し、納得した上で治療に進むことで、より安心してインプラントを受けることができます。
また、インプラント治療後も、日常的なケアや定期的な歯科検診を欠かさず行うことで、インプラントの寿命を延ばし、健康な口腔環境を保つことが可能です。もしインプラント治療についてまだ不安や疑問が残っている方がいらっしゃいましたら、ぜひお気軽にご相談ください。私たちは、患者様の不安を解消し、安心して治療を受けられるよう、全力でサポートいたします。インプラント治療を通じて、皆様が快適で健康的な生活を送れるよう、私たちがしっかりとお手伝いします。
群馬県高崎市のインプラント治療専門
『加藤デンタルオフィス高崎』
群馬県高崎市八島町273 高崎ピュアビル4階
TEL:027-388-0851
*監修者
*経歴
樹徳高等学校卒業。日本歯科大学 新潟歯学部卒業。
医療法人社団 朋優会 ソフィア歯科インプラントセンター 分院長
医療法人MSO かとう歯科 理事長・院長
*所属学会・研究会
・日本顎咬合学会 認定医
・国際口腔インプラント学会(ISOI)ドイツ口腔インプラント学会 認定医
・国際口腔インプラント協会(IDIA)認定医・専門医・指導医
・インディアナ大学医学部解剖学 認定医
・インディアナ大学 インプラント研究員
・日本インプラント学会 会員
・日本歯周病学会 会員
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