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2025.02.24 |
ウトウトしている間にインプラント手術が終わる?静脈内鎮静法のメリットとは? |
2025.02.24
ウトウトしている間にインプラント手術が終わる?静脈内鎮静法のメリットとは?
こんにちは。加藤デンタルオフィス高崎です。
「インプラント手術が怖い…」という不安や恐怖心を和らげながら、リラックスした状態でインプラント手術を受けられる方法 として、「静脈内鎮静法(セデーション)」があります。
静脈内鎮静法を併用すると、 ウトウトと眠っているような感覚のまま手術が進み、「気が付いたら終わっていた」と感じる方も多い のが特徴です。また、 痛みや恐怖心を軽減するだけでなく、血圧や心拍数の安定にもつながるため、安全に手術を受けることができます。
今回は、 静脈内鎮静法の仕組みやメリット、受ける際の注意点などを解説していきます。 「インプラント手術が怖い」と感じる方は、ぜひ最後まで読んでみてください!
1.こんなお悩みありませんか?
「インプラント手術を受けたいけれど、痛みが怖い…」
「過去の歯科治療で嫌な思いをしたことがあって不安…」
「リラックスした状態で手術を受けたい!」
このようなお悩みをお持ちの患者様は、「静脈内鎮静法(じょうみゃくないちんせいほう)」 を利用することで、安心してインプラント手術を受けることができます。
インプラント治療は大切な歯を取り戻すための治療ですが、手術が必要なため、不安を感じる患者様も少なくありません。静脈内鎮静法は、手術の際の緊張や恐怖心を和らげる方法のひとつ で、多くの患者様が快適に治療を受けられるようサポートしてくれます。
2.インプラント手術の不安を解消する「静脈内鎮静法」とは?
インプラント手術と聞くと、「痛そう…」「怖い…」「手術中のことを考えると不安…」と感じる患者様もいらっしゃると思います。
そんな不安を和らげ、できるだけリラックスした状態で手術を受けられる方法のひとつが 「静脈内鎮静法(じょうみゃくないちんせいほう)」 です。
静脈内鎮静法の基本的な仕組み
✅ 静脈内鎮静法とは?
- 点滴を使って、鎮静剤(リラックス効果のある薬)を体内に入れる方法です。
- ウトウトした状態になり、不安や緊張を和らげます。
- 手術中のことはほとんど覚えていないため、「いつの間にか終わっていた」という感覚になることが多いです。
✅ 痛みはどうなるの?
- 痛みを取るのは、通常の「局所麻酔」です。
- 静脈内鎮静法は、「怖い」「緊張する」といった精神的なストレスを減らしてくれるのがポイントです。
通常の局所麻酔との違い
「普通の歯科治療では局所麻酔をするけど、静脈内鎮静法は何が違うの?」
そんな疑問をお持ちの方のために、違いを簡単に説明します。
🦷 局所麻酔(通常の麻酔)
- 治療する部分に 注射で麻酔をする 方法。
- 痛みはしっかり抑えられる けれど、意識ははっきりしている。
- 「治療音が気になる」「手術時間が長いと不安」などの 精神的な負担が残ることもある。
💉 静脈内鎮静法+局所麻酔(インプラント手術などで使用)
- 静脈内鎮静法でリラックスした状態になったあと、局所麻酔をする。
- ウトウトしている間に手術が終わるので、時間が短く感じる。
- 治療中の記憶がほとんど残らないため、怖い思いをすることがない。
✅ 局所麻酔だけだと不安な方におすすめの方法!
- 「歯科治療が苦手」
- 「手術時間が長く感じてしまう」
- 「治療中の音や振動が怖い」
こうした不安がある方には、静脈内鎮静法を併用することで ストレスなく手術を受けることができます。
どんなケースで活用されるのか?
「静脈内鎮静法って、どんな場合に使うの?」
主に、以下のようなケースで活用されています。
✅ インプラント手術を受けるとき
- 長時間の手術になることが多いため、患者様の負担を軽減するために使用。
- 静脈内鎮静法を併用することで、手術がスムーズに進みやすくなる。
✅ 歯科治療が怖いと感じる人
- 過去に歯科治療で嫌な思いをした経験がある。
- 「麻酔の注射が怖い」「治療音が苦手」などの不安が強い。
✅ 嘔吐反射が強い人
- 口の中を触られると「オエッ」となってしまう患者様にも有効。
- 静脈内鎮静法でリラックスすることで、反射が起きにくくなる。
✅ 持病がある人(高血圧・糖尿病など)
- 緊張すると血圧が上がる、心拍数が乱れるといったリスクを抑えられる。
- 医師の管理のもと、安全に手術を進められる。
静脈内鎮静法を活用すれば、リラックスした状態で安心してインプラント手術を受けることができます。
「インプラント手術が怖い…」「不安があるけれど治療を受けたい!」という患者様は、ぜひ歯科医師に相談してみてください。
3.静脈内鎮静法がもたらすリラックス効果
インプラント手術に対して「怖い」「痛そう」「手術時間が長く感じそう」と不安を抱える患者様は少なくありません。そんな不安を和らげるのが、「静脈内鎮静法(じょうみゃくないちんせいほう)」 です。
この方法を使うことで、ウトウトした状態のまま手術が進み、気がついたら終わっていたという感覚になる ため、患者様の負担を大きく軽減することができます。
うとうとした状態で、気が付いたら手術が終わる
✅ 静脈内鎮静法を使うと、手術中は「ウトウトした状態」になります。
- 完全に眠ってしまうわけではなく、意識はあるけれど、リラックスしている状態 です。
- 麻酔薬の影響で、時間の感覚が薄れ、手術があっという間に終わったように感じます。
- 「長時間の手術が苦手」「待っている時間が不安」という患者様に最適な方法です。
治療中の記憶がほとんど残らない
✅ 手術中のことを覚えていないことが多い
- 静脈内鎮静法には「健忘効果(けんぼうこうか)」という特徴があり、手術中の出来事をほとんど覚えていません。
- 「手術の音が怖い」「器具が口の中に入るのが苦手」な患者様でも、記憶が曖昧になるため、ストレスを感じずに済みます。
✅ 意識はあるが、リラックスしている状態
- ぼんやりしている状態ですが、完全に眠っているわけではありません。
- 歯科医師が声をかけると、うっすらと反応することもあります。
- しかし、治療が終わるころには「どんな風に手術が進んだのかほとんど覚えていない」という患者様が多いです。
緊張やストレスを大幅に軽減できる理由
✅ 歯科治療のトラウマがある患者様でも、安心して手術を受けられる
- 「過去に歯医者で痛い思いをした」
- 「手術自体が怖い」
- 「診察台に座ると緊張してしまう」
このような患者様でも、静脈内鎮静法を使うことで、リラックスした状態で手術が受けられます。
✅ 緊張による血圧上昇や心拍数の乱れを抑えられる
- 「手術の前後で血圧が上がりやすい」
- 「動悸がしてしまう」
といった患者様にも有効です。静脈内鎮静法を使用すると、心拍数や血圧の変動が少なくなり、体への負担が軽減されます。
✅ 嘔吐反射(オエッとなる反射)が強い方にも効果的
- 口の中を触られると 「オエッ」となる反射(嘔吐反射)が強い患者様にも有効です。
- 静脈内鎮静法を使うことで、この反射が起こりにくくなるため、スムーズに手術が進みます。
「インプラント手術が怖い…」「緊張してしまう…」という患者様にとって、静脈内鎮静法はとても有効な方法です。
4.どんな方におすすめ?静脈内鎮静法が向いている人
静脈内鎮静法を使うことで、ウトウトとリラックスした状態で手術を受けることができ、不安やストレスを感じにくくなる のが最大のメリットです
インプラント手術に恐怖心が強い方
✅ 「手術って聞くだけで怖い…」という方へ
- 過去に歯科治療で痛い思いや嫌な経験をしたことがあると、インプラント手術にも恐怖を感じてしまいますよね。
- 静脈内鎮静法を使うことで、治療中の恐怖心を感じにくくなり、気づいたら終わっていた という状態に近づきます。
✅ 「歯医者に行くと緊張してしまう…」という方へ
- 「診察台に座った瞬間から心臓がドキドキする…」という患者様も少なくありません。
- 静脈内鎮静法は、緊張やストレスを抑える効果 があるため、リラックスして治療に臨むことができます。
嘔吐反射があり、口の中の処置が苦手な方
✅ 「オエッとなるのが怖い…」という方へ
- 口の中を触られると 「オエッ」となる嘔吐反射(おうとはんしゃ) が強い方には、静脈内鎮静法が効果的です。
- 鎮静剤の影響で、リラックスした状態になるため、嘔吐反射が起こりにくくなります。
✅ 「歯の型取りでも気持ち悪くなる…」という方へ
- 嘔吐反射が強い方は、治療の際に口を開けていること自体が苦痛になることもありますよね。
- 静脈内鎮静法を併用することで、処置中の不快感を大幅に軽減 できる可能性があります。
長時間の手術に耐えられるか不安な方
✅ 「インプラント手術って長いって聞くけど、大丈夫?」
- インプラントの本数が多い場合や、骨を増やす処置が必要な場合、手術が 1時間以上 かかることもあります。
- 長時間口を開けたままの状態が続くのは、患者様にとって大きな負担ですよね。
- 静脈内鎮静法を使えば、ウトウトした状態で時間の感覚が薄れるので、「あっという間に終わった」と感じる方が多いです。
✅ 「途中で疲れてしまうかも…」
- 手術時間が長くなると、途中で疲れたり、ストレスを感じたりすることも。
- 静脈内鎮静法を併用することで、心身の負担を減らしながら、快適に手術を受けられます。
「インプラント手術を受けたいけど、不安がある…」という患者様は、静脈内鎮静法を活用することで、より安心して治療を受けられるかもしれません。
5.手術の安全性を高める静脈内鎮静法のメリット
インプラント手術を受ける際、多くの患者様が「安全に受けられるの?」と不安を感じることと思います。
静脈内鎮静法(じょうみゃくないちんせいほう)は、単にリラックスできるだけではなく、手術の安全性を高める効果 もあります。
身体への負担が少なく、回復が早い
✅ 静脈内鎮静法は、身体に優しい鎮静法
- 静脈内鎮静法は、全身麻酔とは異なり、患者様が自分で呼吸を維持できる のが特徴です。
- 身体に負担をかけすぎず、自然な状態でリラックスできるため、手術後の回復もスムーズです。
✅ 手術後の「ぼーっとする感じ」が少なく、すぐに回復しやすい
- 全身麻酔の場合、手術後に意識が戻るまで時間がかかることがありますが、静脈内鎮静法では、手術後しばらく休めば、比較的早く回復できます。
- もちろん、すぐに車の運転をすることは避ける必要がありますが、1時間程度の休憩を取れば、比較的すぐに日常生活へ戻ることができます。
✅ 不安や緊張による身体の負担も軽減
- 手術に対する緊張や恐怖心があると、心拍数が上がったり、血圧が上がったりすることがあります。
- 静脈内鎮静法を使うことで、手術中の精神的な負担が減り、結果として身体への負担も軽くなります。
生体モニタリングで全身の状態を常にチェック
✅ 手術中の「見えないリスク」にも対応
- 静脈内鎮静法を使う際は、「生体モニタリング」 を行い、患者様の全身の状態を常にチェックします。
- これにより、手術中の血圧や心拍数、酸素飽和度などをリアルタイムで把握し、何か異常が起きた際もすぐに対応できる体制が整っています。
✅ 高血圧や糖尿病の患者様でも安心
- 持病がある方や高齢の患者様にとって、手術中の健康状態の変化は心配なポイントのひとつ。
- 静脈内鎮静法を用いることで、リラックスした状態を保ちやすくなり、血圧の急上昇や動悸などのリスクを抑えることができます。
✅ 歯科医師だけでなく、麻酔の専門スタッフが監視
- 静脈内鎮静法を行う際は、歯科医師だけでなく、麻酔に精通した医師やスタッフが管理を担当することもあります。
- そのため、患者様は「何かあったらどうしよう…」という不安を感じることなく、安心して治療を受けることができます。
緊急時の対応が迅速にできる安心の環境
✅ 万が一のトラブルにも迅速対応
- 静脈内鎮静法を使用している間は、患者様の体調を 細かくチェック しています。
- もし何か異変が起こった場合でも、すぐに対処できるため、安全性が非常に高い環境で手術を進めることができます。
✅ 不測の事態が起こりにくい環境で手術を受けられる
- 血圧の変動、呼吸の乱れなど、万が一のリスクが発生しても、医療スタッフがすぐに対応できる体制が整っています。
- これにより、患者様も安心して手術を受けることができるのです。
静脈内鎮静法は、単なるリラックス効果だけでなく、安全性を高めるための重要な役割も果たします。
6.静脈内鎮静法の流れを知ろう
インプラント手術を受けるにあたって、「静脈内鎮静法って実際にどうやるの?」と気になる患者様も多いと思います。
静脈内鎮静法は、手術の不安を和らげ、リラックスした状態で受けられる方法ですが、事前の準備や手術後の流れを理解しておくと、より安心して臨むことができます。
事前カウンセリングと健康チェック
✅ 手術前に患者様の体調をしっかり確認
- 静脈内鎮静法を安全に受けるためには、事前の健康チェックがとても重要です。
- まずは、歯科医師とのカウンセリングで、患者様の体調や既往歴(これまでの病気や手術歴)について確認します。
✅ 確認する主な項目
✔ 持病の有無(高血圧・糖尿病・心疾患など)
✔ 服用中の薬(血液をサラサラにする薬を飲んでいる方は要相談)
✔ アレルギーの有無(鎮静剤に対するアレルギーの確認)
✔ 過去の麻酔経験(全身麻酔や局所麻酔で気分が悪くなったことがあるか)
✅ 事前の注意点
- 手術前日は十分な睡眠をとる
- 当日は飲食制限があるため、指示された時間以降は食べ物・飲み物を控える
- リラックスできる服装で来院する(締め付けの少ない服がオススメ)
静脈内鎮静法の実施とインプラント手術の進行
✅ リラックスした状態で手術を開始
- 手術当日、診察室に入ったら、腕の静脈から鎮静剤を点滴で投与します。
- 数分でふわっとした感覚になり、リラックス状態に。
- 完全に眠るわけではなく、意識はあるものの、時間の感覚がなくなってウトウトする状態になります。
✅ モニタリングしながら安全に進行
- 手術中は、血圧・心拍数・酸素濃度を常にモニタリングしながら進めます。
- 歯科医師や麻酔担当のスタッフが、患者様の体調を確認しながら進行するので安心です。
✅ 手術の途中で痛みを感じることはほとんどなし
- 静脈内鎮静法を併用することで、通常の局所麻酔も効きやすくなるため、手術中の痛みはほとんどありません。
- 「インプラント手術が怖い」と思っていた患者様も、「あっという間に終わった」と感じることが多いです!
手術後の休憩と回復時間の目安
✅ 手術後はしばらく休憩が必要
- 手術が終わったら、そのまま30分~1時間ほど回復室で休憩します。
- 鎮静剤の影響が抜けるまで、無理に動いたりせず、ゆっくり休んでください。
✅ 回復後の注意点
✔ 手術当日は車の運転NG!
→ 鎮静剤の影響で判断力が鈍るため、自分で運転して帰るのは避けてください。
✔ できれば付き添いの方と一緒に帰宅を
→ 手術後は多少フラつくこともあるため、家族や友人に迎えに来てもらうと安心です。
✔ 水分補給はOKだけど、食事は少し時間をおいてから
→ 手術後すぐは飲食を避け、歯科医師の指示に従ってください。
✅ 手術当日は安静に!
- 手術当日は、できるだけ安静にして、ゆっくり休みましょう。
- 体調が悪くなったり、異常を感じた場合は、すぐに歯科医院に連絡してください。
「静脈内鎮静法ってどんな流れで進むの?」と不安を感じていた患者様も、具体的な流れが分かると、少し安心できたのではないでしょうか?
7.静脈内鎮静法のデメリットと注意点
静脈内鎮静法は、インプラント手術を受ける際の不安や痛みを軽減する効果がありますが、すべての患者様にとって最適な方法とは限りません。
メリットが多い一方で、いくつかのデメリットや注意点 もあります。
追加費用がかかる(保険適用外)
✅ 静脈内鎮静法は保険適用外の治療になることが多い
- 静脈内鎮静法は、インプラント手術を快適に受けるための方法ですが、多くの場合、自由診療(自費治療)となります。
- そのため、インプラント手術の費用とは別に追加の費用がかかる 点を理解しておく必要があります。
✅ 費用の目安
- 静脈内鎮静法の費用は、クリニックによって異なりますが、1回あたり3万~10万円程度が一般的 です。
- ただし、手術の時間や麻酔の種類によっても変動する ため、事前にしっかり確認しましょう。
✅ 費用面で不安がある場合の対策
✔ 事前に歯科医院で費用の見積もりをもらう
✔ 分割払いが可能か相談する
✔ 他のリラックス方法(音楽やアロマ)を併用することで、費用を抑える選択肢もある
手術当日は車や自転車の運転ができない
✅ 手術後は判断力が低下するため、運転は厳禁!
- 静脈内鎮静法を受けた後は、鎮静剤の影響が残るため、車や自転車の運転ができません。
- 一時的に反応速度が遅くなったり、眠気が残ったりするため、交通事故のリスクが高くなるためです。
✅ 安全に帰宅するためのポイント
✔ 手術当日は家族や友人に迎えに来てもらうのが理想
✔ どうしても一人で帰らなければならない場合は、公共交通機関を利用する
✔ タクシーを利用する場合は、事前に手配しておくとスムーズ
✅ 運転以外にも避けたほうがいいこと
✔ 細かい作業(料理・仕事・契約書の確認など)も、判断力が鈍るため控える
✔ 激しい運動や入浴も控え、ゆっくり休むことを優先する
一部の方には適用できない場合がある
✅ 持病がある方は事前に相談が必要
- 静脈内鎮静法は安全性の高い方法ですが、すべての患者様に適用できるわけではありません。
- 以下のような持病がある方は、歯科医師に事前相談が必要です。
✔ 重度の呼吸器疾患(ぜんそく・慢性閉塞性肺疾患など)
✔ 心臓疾患(心筋梗塞・不整脈・高血圧がコントロールされていない場合など)
✔ 重度の糖尿病(血糖値のコントロールが不安定な場合)
✔ 妊娠中または授乳中の方
✅ 服用している薬によっては影響が出ることも
- 血液をサラサラにする薬(抗凝固薬)を服用している方は、出血リスクが高くなるため、事前に歯科医師と相談が必要です。
- 服用中の薬がある場合は、手術前のカウンセリング時に必ず伝えましょう!
✅ 静脈内鎮静法が適用できない場合の代替方法
✔ 局所麻酔のみで手術を行う
✔ 短時間で済む手術計画を立てる
✔ リラックスできる環境(アロマや音楽)を活用する
静脈内鎮静法は、手術の不安を和らげ、リラックスした状態で受けられる有効な方法ですが、メリット・デメリットを理解したうえで選択することが大切です!
8.静脈内鎮静法と他の麻酔法の違い
インプラント手術を受ける際、「痛みや不安を抑えるための麻酔はどれがいいの?」と気になる患者様も多いのではないでしょうか。
麻酔にはいくつかの種類があり、それぞれに特徴やメリット・デメリットがあります。
代表的な麻酔法の種類
✅ 局所麻酔(部分的な麻酔)
✅ 笑気麻酔(リラックス効果を高める麻酔)
✅ 静脈内鎮静法(ウトウトした状態で手術を受ける麻酔)
✅ 全身麻酔(完全に意識を失う麻酔)
それぞれの麻酔の特徴を見ていきましょう。
各麻酔法のメリット・デメリット
① 局所麻酔(部分的な麻酔)
🔹 特徴
- 一般的な歯科治療やインプラント手術で広く使われる麻酔法
- 歯ぐきに注射をして、痛みを感じにくくする
- 患者様の意識は完全にある
🔹 メリット
✔ 費用が安く、ほとんどの歯科医院で対応可能
✔ 短時間で効果があり、麻酔が切れる時間も早い
🔹 デメリット
✔ 恐怖心が強い方には不向き(意識がはっきりしているため、不安を感じることも)
✔ 長時間の手術では負担が大きい
② 笑気麻酔(リラックス効果を高める麻酔)
🔹 特徴
- 鼻から「笑気ガス」というガスを吸入して、リラックスした状態にする
- 完全に眠るわけではなく、軽い酔ったような状態
🔹 メリット
✔ 緊張を和らげる効果がある
✔ 治療後すぐに回復するため、帰宅がしやすい
✔ 局所麻酔と併用することで、よりリラックスできる
🔹 デメリット
✔ 強い恐怖心を感じる方には効果が不十分な場合も
✔ インプラント手術のような長時間の治療には向いていない
③静脈内鎮静法(ウトウトした状態で手術を受ける麻酔)
🔹 特徴
- 静脈に鎮静剤を点滴で投与し、ウトウトしたリラックス状態を作る
- 時間の感覚がなくなり、「気がついたら終わっていた」と感じる方が多い
🔹 メリット
✔ 手術中の記憶がほとんど残らない
✔ 痛みや不安を大幅に軽減できる
✔ 体への負担が少なく、安全性が高い
🔹 デメリット
✔ 費用がかかる(保険適用外)
✔ 手術後は車の運転ができない
④ 全身麻酔(完全に意識を失う麻酔)
🔹 特徴
- 手術中の意識を完全に失い、眠っている状態になる
- 病院の手術室で行う場合が多い
🔹 メリット
✔ 痛みや手術のストレスを完全になくせる
✔ 大がかりな手術に適している(複数のインプラントを一度に埋入する場合など)
🔹 デメリット
✔ 全身管理が必要なため、体への負担が大きい
✔ 術後の回復に時間がかかる
✔ インプラント手術では一般的に使われない
静脈内鎮静法が適しているケースとは?
静脈内鎮静法は、「局所麻酔だけでは不安だけど、全身麻酔をするほどではない」という方に向いています。
✅ 静脈内鎮静法をおすすめしたい方
✔ インプラント手術に対して恐怖心が強い方
✔ 嘔吐反射が強く、口の中を触られるのが苦手な方
✔ 長時間の手術を受ける予定の方
✅ 静脈内鎮静法を避けたほうがいい方
✔ 持病(心臓疾患・呼吸器疾患)がある方
✔ 妊娠中・授乳中の方
✔ 過去に鎮静剤にアレルギー反応があった方
インプラント手術を受ける際、「できるだけ痛みや不安を減らしたい」 と思うのは自然なことです。
麻酔の種類は複数ありますが、患者様の恐怖心の度合いや、手術の内容に合わせて選ぶことが大切 です。
9.静脈内鎮静法が受けられないケースと対策
静脈内鎮静法は、多くの患者様にとってインプラント手術の不安を和らげる有効な方法ですが、すべての方に適用できるわけではありません。
持病や健康状態、ライフスタイルによっては使用が制限されることがあります。
持病や健康状態による制限
以下のような持病や健康状態がある方は、静脈内鎮静法の適用が難しい場合があります。
✅ 高血圧や心疾患がある方
- 血圧がコントロールされていない場合、血圧の急激な変動が起こるリスクがある
- 狭心症や不整脈がある方は、事前に主治医と相談が必要
✅ 呼吸器疾患(喘息・慢性閉塞性肺疾患)
- 鎮静剤の影響で呼吸が抑制される可能性があるため、慎重な判断が必要
✅ 重度の肝臓病や腎臓病がある方
- 薬剤の代謝や排出が遅れるため、副作用が強く出る可能性がある
✅ 糖尿病のコントロールが不安定な方
- 低血糖のリスクがあるため、食事制限とのバランスを考慮する必要がある
妊娠中・服薬中の場合の注意点
✅ 妊娠中の方
- 妊娠中は、母体や胎児への影響を考慮し、基本的に静脈内鎮静法は避けるのが一般的
- 特に妊娠初期(1〜3ヶ月)や後期(8〜9ヶ月)は、手術自体を延期することが望ましい
✅ 授乳中の方
- 静脈内鎮静法で使用する薬剤の一部が母乳に影響を及ぼす可能性があるため、一定時間授乳を避ける必要がある
✅ 服薬中の方
- 血液をサラサラにする薬(抗凝固薬)を服用している方は、手術中の出血リスクが高まる可能性がある
- 抗不安薬や抗うつ薬を服用している場合、薬剤の相互作用が起こる可能性があるため、事前に歯科医師と相談する
静脈内鎮静法が難しい場合の代替手段
静脈内鎮静法が受けられない場合でも、手術を安心して受けるための対策はあります。
✅ ① 局所麻酔+笑気麻酔を併用する
- 局所麻酔と笑気麻酔を組み合わせることで、緊張を和らげつつ痛みを抑えることが可能
- 静脈内鎮静法よりも軽い鎮静効果が得られるため、体への負担が少ない
✅ ② 短時間で済む手術プランを立てる
- 手術時間が長いと負担が大きくなるため、1回の手術時間を短縮する計画を立てる
- 例えば、複数のインプラントを入れる場合、1本ずつ分けて施術する方法もある
✅ ③ 手術前にリラックスできる環境を整える
- アロマセラピーやリラックス音楽を活用する
- ストレスを軽減する呼吸法(深呼吸や瞑想)を試してみる
- 手術前にカウンセリングを行い、不安をしっかり解消しておく
大切なのは、ご自身の健康状態をしっかり把握し、歯科医師と相談しながら最適な方法を選ぶことです。
無理に静脈内鎮静法を選択せず、他のリラックス方法や麻酔の組み合わせを検討することで、安全で快適な治療を受けることができます!
10.よくある質問
インプラント手術を受ける際、静脈内鎮静法について気になることや不安を感じる方は多いと思います。
Q1. 静脈内鎮静法を受けられない人は?
A1. すべての患者様が静脈内鎮静法を受けられるわけではありません。
以下のようなケースでは、慎重に判断する必要があります。
✅ 持病や健康状態に制限がある方
- 高血圧・心疾患があり、血圧や心拍数の変動が大きい方
- 慢性閉塞性肺疾患(COPD)や喘息などの呼吸器疾患がある方
- 重度の肝疾患・腎疾患がある方(薬の代謝に影響するため)
✅ 妊娠中・授乳中の方
- 妊娠中の患者様には基本的に適用されません。特に妊娠初期や後期はリスクが高いため、治療のタイミングを調整することが大切です。
- 授乳中の方は、術後一定時間(6〜12時間)母乳を与えないよう指導されることがあります。
✅ 薬の影響を受けやすい方
- 抗凝固剤(血液をサラサラにする薬)を服用中の方は、出血リスクが高くなるため事前に相談が必要です。
- 精神安定剤や睡眠薬を服用中の方は、薬の相互作用がある場合があるため、事前に医師と確認しましょう。
Q2.局所麻酔と静脈内鎮静法はどちらが良い?
A2. どちらが適しているかは、患者様の不安の大きさや体調によって異なります。
それぞれの違いを簡単に説明すると、
✅ 局所麻酔のみ
- メリット:意識がはっきりしており、手術後すぐに通常の生活に戻りやすい。
- デメリット:手術の恐怖や緊張を強く感じることがある。
✅ 静脈内鎮静法+局所麻酔
- メリット:リラックスした状態で手術を受けられ、不安や恐怖心を軽減できる。
- デメリット:費用がかかる、術後はしばらく安静が必要。
「とにかく手術が怖い…」という方には、静脈内鎮静法が向いています。
「手術時間が短く、そこまで怖くない」という方は局所麻酔のみでも問題ありません。
Q3. 手術後、どれくらいで通常の生活に戻れる?
A3. ほとんどの患者様は、
✅ 当日は安静にし、翌日から通常の生活を始められます。
ただし、以下の点には注意が必要です。
✅ 手術当日
- 静脈内鎮静法の影響で眠気やふらつきが残るため、手術当日は車・自転車の運転はNG!
- 食事は柔らかいものから始め、刺激の強い食べ物(辛いもの・熱いもの)は避けましょう。
- 飲酒・激しい運動・長時間の入浴は控えることが大切です。
✅ 翌日以降
- 軽い仕事なら可能ですが、肉体労働やストレスの多い仕事は無理をしないこと。
- 腫れや違和感がある場合は、医師の指示に従い、経過を見守りましょう。
✅ 1週間〜10日後
- 抜糸のための来院が必要になる場合があります。
- ほとんどの患者様はこの時点で通常の食事が可能になります。
インプラントは「噛む喜び」や「美しい口元」を取り戻し、生活の質を大きく向上させる治療法です。手術に不安を感じるのは当然のことですが、適切な麻酔や鎮静法を選ぶことで、安心して治療を受けることができます。
無理なく、そして快適にインプラント手術を受けるために、一人ひとりの状態に合わせた治療方法を一緒に考えていきましょう!
群馬県高崎市のインプラント治療専門
『加藤デンタルオフィス高崎』
群馬県高崎市八島町273 高崎ピュアビル4階
TEL:027-388-0851
*監修者
*経歴
樹徳高等学校卒業。日本歯科大学 新潟歯学部卒業。
医療法人社団 朋優会 ソフィア歯科インプラントセンター 分院長
医療法人MSO かとう歯科 理事長・院長
*所属学会・研究会
・日本顎咬合学会 認定医
・国際口腔インプラント学会(ISOI)ドイツ口腔インプラント学会 認定医
・国際口腔インプラント協会(IDIA)認定医・専門医・指導医
・インディアナ大学医学部解剖学 認定医
・インディアナ大学 インプラント研究員
・日本インプラント学会 会員
・日本歯周病学会 会員
詳しいプロフィールはこちらより