NEWS
お知らせ
2024.10.14 |
インプラントって変色するの?長く美しく保つための秘訣とは? |
2024.10.14
インプラントって変色するの?長く美しく保つための秘訣とは?
こんにちは。加藤デンタルオフィス高崎です。
「インプラントの見た目が変わったらどうしよう…」「長くきれいな歯を保ちたい」「セラミックや歯ぐきの変色が心配」というお悩みはありませんか?インプラントは見た目も大切な治療です。せっかくの治療が変色によって美しさを損なわないために、適切な素材選びや日頃のケアが重要です。
今回は、インプラントや被せ物、歯ぐきの変色の原因とその対策についてご紹介します。セラミックやジルコニアといった素材選びのポイント、変色を防ぐセルフケアの方法、そしてインプラント周囲炎の予防法まで、長く美しい状態を保つためのアドバイスもお伝えします。美しい笑顔をいつまでも保つために、ぜひ参考にしてみてください。
1.こんなお悩みありませんか?
インプラント治療を受けた後、「この見た目がずっと続くのかな?」と心配になる方は少なくありません。毎日笑顔で過ごすためには、インプラントの見た目が美しい状態をキープしたいですよね。ここでは、患者様がよく抱える変色に関する不安についてお話しします。
- インプラントの見た目が変わるのが心配
治療直後は白くて美しいインプラントも、使い続ける中で変色してしまうのではないかと心配になることもあると思います。特に歯ぐきの色が変わったり、セラミック部分の色に違和感を感じないか気になることもありますよね。
- 長く美しい歯を保ちたい
毎日のケアをしていても、どうしても経年変化は避けられません。しかし、適切なケアを続けることで、美しい見た目をできるだけ長く保つことができます。
- セラミックや歯ぐきの変色に不安を感じている
セラミック自体は変色しにくい素材ですが、着色の強い飲み物(コーヒー、紅茶、赤ワインなど)やタバコなどで周囲の歯ぐきに影響が出ることがあります。また、歯ぐきが退縮すると、インプラントの土台が見えてしまい、見た目に違和感を感じることもあります。
このような悩みを解決するためには、定期的なチェックとクリーニングが欠かせません。
2.インプラントの変色とは?
インプラント治療を受けた患者様から、「インプラントが変色してしまうのでは?」と心配する声をよくいただきます。でもご安心ください。インプラント自体は金属でできているため、変色することはありません。ただし、被せ物や歯ぐきの色が変わることがあるため、それをしっかり理解し、対策を取ることが大切です。
インプラント自体が変色することはない
- インプラントの土台部分は変色しません
インプラントはチタンなどの金属で作られており、長期間使用しても色が変わることはありません。そのため、「インプラント自体が黄色くなる」「黒ずむ」という心配は不要です。 - 問題の多くは被せ物や歯ぐきの色
インプラントの上に被せるセラミックの歯や、周りの歯ぐきに変化が出ることがあります。セラミックは比較的変色しにくいですが、着色しやすい飲み物やタバコが原因で、色がくすむことがあります。
被せ物や歯ぐきの変色が起こる原因
- 飲食習慣による着色
コーヒー、紅茶、赤ワインなどの飲み物をよく飲む方や喫煙をされる方は、セラミック部分が少しずつくすんで見えることがあります。こうした着色は、定期的なクリーニングで解消することが可能です。 - 歯ぐきの退縮による違和感
歯ぐきが後退すると、インプラントの土台部分が見えてきて、歯と歯ぐきの境目に違和感を感じることがあります。特に歯ぐきが薄い方の場合、金属の土台が透けて見えることもあります。
インプラント周囲炎が関与するケース
- インプラント周囲炎とは?
インプラント周囲炎は、インプラント周りの歯ぐきや骨に炎症が起こる状態です。歯ぐきが赤くなったり腫れたりすることで、見た目に変化が現れることがあります。この状態を放置すると、インプラントの安定性にも影響が出てしまいます。 - 予防とケアが大切
インプラント周囲炎を防ぐためには、毎日のセルフケアに加えて、定期的な歯科医院でのチェックとクリーニングが欠かせません。歯ぐきの健康を保つことで、見た目の美しさも長持ちします。
インプラントそのものは変色しませんが、被せ物や歯ぐきに変化が出ることがあります。飲食習慣や生活習慣の影響も受けやすいため、日常のケアと定期的なチェックが重要です。また、インプラント周囲炎を予防することで、健康的な見た目を維持することができます。
3.インプラントの美しい見た目を保つためのポイント
インプラントは見た目の自然さも大事ですよね。「せっかくインプラントを入れるなら、自分の歯と違和感なく美しく保ちたい」と思うのは当然のことです。ここでは、インプラントの美しい見た目を長く保つためのポイントをお伝えします。
シェードテイキングで自然な色を選ぶ
- 周囲の歯と調和する色を選ぶ
インプラントを装着する際には「シェードテイキング」という工程を行い、患者様の自然な歯の色と合わせます。周囲の歯と調和することで、インプラント部分が目立たなくなり、より自然な仕上がりになります。 - 光の当たり具合まで考慮
シェードテイキングでは、日光や照明の下での見え方も考慮します。明るい場所と室内での見え方に差が出ないよう、慎重に色を選定することで、見た目の違和感を最小限に抑えます。
ホワイトニングとの併用方法
- ホワイトニング後にインプラントの色を決めるのがベスト
インプラントはセラミックなどの人工物でできているため、ホワイトニングの効果は直接受けません。もし「周りの歯をもっと白くしたい」と思う場合は、ホワイトニングを先に行ってからインプラントの色を決めると統一感が出ます。 - 治療後も定期的なクリーニングを忘れずに
ホワイトニング後も、歯やインプラント周りを定期的にクリーニングすることで、着色を防ぎ、美しい見た目を保つことができます。
セラミックやジルコニアの選び方
- セラミックの特徴
セラミックは自然な光沢があり、見た目がとても美しい素材です。表面が滑らかなので汚れがつきにくく、長期間にわたって白さを保てます。見た目重視の方におすすめです。 - ジルコニアの特徴
ジルコニアは耐久性が高く、強度に優れた素材です。奥歯など噛む力が強くかかる部分には、ジルコニアが向いています。見た目もきれいですが、セラミックほどの透明感はありません。耐久性と美しさをバランスよく求める方にはぴったりの選択です。
インプラントの見た目を美しく保つためには、最初の色選びからホワイトニングとの併用、そして適切な素材選びが大切です。シェードテイキングで自然な色を選び、必要であればホワイトニングを行うことで、自分の歯との違和感をなくせます。さらに、セラミックやジルコニアといった素材を適切に選ぶことで、見た目と耐久性のバランスを取ることができます。
4.変色しやすい素材とその対策
インプラント治療で使われる被せ物にはさまざまな素材があります。それぞれに特徴があり、素材によっては変色しやすいものもあります。ここでは、ハイブリッドセラミック、ジルコニア、オールセラミック、そしてプラスチック製の被せ物の特徴と、その変色を防ぐ方法についてお伝えします。
ハイブリッドセラミックとその特性
- ハイブリッドセラミックとは?
ハイブリッドセラミックは、セラミックと樹脂を混ぜ合わせた素材です。柔軟性があり、天然の歯に近い噛み心地が特徴ですが、セラミック100%に比べると耐久性や変色の面でやや劣ります。 - 変色リスクと対策
ハイブリッドセラミックは、飲み物の色素やタバコのヤニによって少しずつ変色することがあります。変色を防ぐためには、日常的に歯磨きやクリーニングをしっかり行い、定期的に歯科医院でメンテナンスを受けることが効果的です。
ジルコニアやオールセラミックの利点
- ジルコニアの強み
ジルコニアは非常に硬くて丈夫な素材で、長期間使用しても変色しにくいのが特徴です。特に奥歯など強い力がかかる場所で使用されることが多く、見た目も美しいため、審美面でも評価が高い素材です。 - オールセラミックの美しさ
オールセラミックは、天然の歯に近い透明感があり、前歯などの審美性が求められる部分に適しています。変色しにくい素材なので、見た目の美しさを長く保つことができます。 - 変色を防ぐためのケア
どちらの素材も変色しにくいですが、表面の汚れは定期的なクリーニングで落としておくと、さらに長持ちします。歯科医院でのプロフェッショナルクリーニングを受けることで、素材本来の美しさを維持できます。
プラスチック製被せ物の変色リスク
- コストは抑えられるが変色しやすい
プラスチック製の被せ物は、コスト面で優れていますが、使っていくうちにどうしても変色が進みやすい素材です。特に飲食物の色素やタバコの影響を受けやすいため、色がくすんでしまうことがあります。 - 長期的な使用には向かない
プラスチックは耐久性が低いため、変色だけでなく割れたり欠けたりすることもあります。そのため、見た目や耐久性を重視する場合は、セラミック系の素材を選ぶことが推奨されます。
インプラントの被せ物には、それぞれ異なる特性があります。長期間、美しい状態を保ちたいなら、ジルコニアやオールセラミックといった変色しにくい素材がおすすめです。一方で、コストを抑えたい場合や、臨時的な治療にはプラスチック製も選択肢になります。
5.歯ぐきの変色の原因と対策
インプラントを入れた後、「歯ぐきが黒ずんで見えたらどうしよう?」と心配になる方も多いかと思います。特に前歯など目立つ部分にインプラントを入れる場合、見た目が気になるのは当然ですよね。ここでは、歯ぐきの変色が起こる理由と、それを防ぐための対策をお伝えします。
インプラント周囲炎による歯ぐきの黒ずみ
- インプラント周囲炎が起こる理由
インプラント周囲炎とは、インプラントの周りに炎症が起きる状態で、歯周病に似た症状が見られます。これが進行すると、歯ぐきが赤く腫れたり、黒っぽく変色することがあります。見た目だけでなく、放置するとインプラントの安定性に影響を及ぼし、最悪の場合インプラントが抜け落ちてしまうこともあるため、早期の対応が重要です。 - 周囲炎を防ぐためのケア
インプラント周囲炎は、毎日のセルフケアで防ぐことが可能です。丁寧なブラッシングに加え、歯間ブラシやデンタルフロスを使って、歯と歯の間の汚れも落としましょう。また、定期的に歯科医院でクリーニングを受け、専門的なケアを行うことも大切です。早期に発見できれば、軽度の段階で治療ができます。
金属が透けて見える場合の対処法
- 金属が原因の変色について
インプラントの土台は通常、チタンなどの金属が使われています。歯ぐきが薄い方は、この金属部分が透けて見えることがあり、インプラントの根元が黒ずんで見えることがあります。特に前歯にインプラントを入れる場合、この透け感が気になる方も多いでしょう。 - 解決策:ジルコニアや歯ぐきの移植
金属の透けが気になる場合、金属の代わりにジルコニアと呼ばれる白い素材を使ったインプラントが有効です。また、歯ぐきの厚みが足りない場合には、歯ぐきを移植する手術で改善することも可能です。
喫煙や生活習慣の影響
- タバコが歯ぐきに与える影響
喫煙は歯ぐきの血流を悪化させ、色素沈着を引き起こす大きな要因です。歯ぐきが黒ずんで見えるだけでなく、回復力も低下するため、インプラントの周囲炎が進行しやすくなります。また、治療後の回復が遅れることも多く、インプラントの成功率にも影響を及ぼします。 - 生活習慣を見直すことで美しさを維持
健康的な食生活や規則正しい生活を心がけることも、歯ぐきの健康を守るために大切です。禁煙が難しい場合でも、喫煙の量を減らしたり、禁煙サポートを活用するなど、少しずつ取り組んでみましょう。歯ぐきの健康はインプラントの長持ちにもつながります。
インプラント周囲の歯ぐきが黒ずむ原因には、周囲炎、金属の透け、生活習慣の影響が考えられます。しかし、これらは適切なケアと治療でしっかり対策することができます。インプラント周囲炎を防ぐためには、毎日のセルフケアと定期的な歯科検診が欠かせません。
6.長期的な美しさを保つためのセルフケア
インプラントを入れた後も、その美しさと健康を長く保つためには、毎日のセルフケアが欠かせません。ここでは、具体的なブラッシング方法からクリーニングの大切さ、さらに生活習慣の改善まで、日常のケアについてお話しします。
日常のブラッシングと使用する道具の選び方
- 柔らかめの歯ブラシを選びましょう
インプラント周りの歯ぐきはデリケートなので、硬いブラシでゴシゴシ磨くと傷つけてしまうことも。柔らかめの歯ブラシを使い、やさしく丁寧に磨くことを心がけましょう。 - 歯間ブラシやデンタルフロスも活用
インプラントの周囲は汚れが溜まりやすいため、歯間ブラシやデンタルフロスでしっかりケアすることが大切です。特に、インプラント周辺は歯周病のような「インプラント周囲炎」を予防するため、念入りなケアが必要です。 - 電動歯ブラシもおすすめ
手磨きが苦手な方には、電動歯ブラシが便利です。振動や回転でしっかりと汚れを落としてくれるので、より効果的なセルフケアができます。
定期的なクリーニングの重要性
- 歯科医院での定期的なチェックがカギ
日々のセルフケアに加えて、定期的なクリーニングも欠かせません。クリーニングでは、普段のブラッシングでは取り切れない汚れをプロの手でしっかりと落とします。 - 3〜6か月ごとの受診がおすすめ
インプラントが安定し、美しい状態を保つためには、少なくとも3〜6か月に一度の定期検診を受けましょう。異常があれば早期に対応できるので、長く安心して使えます。
禁煙の効果とそのメリット
- タバコがインプラントに与える影響
喫煙は、インプラント周囲の血流を悪化させ、治りを遅らせるだけでなく、インプラント周囲炎を引き起こすリスクも高めます。また、タバコのヤニがインプラントや被せ物に付着し、変色の原因にもなります。 - 禁煙で得られるメリット
禁煙することで、インプラントの周りの組織が健康な状態を保ちやすくなり、見た目もきれいに保てます。さらに、口腔内全体の健康が向上し、インプラントの寿命も延ばすことができます。
インプラントの美しさを長く保つためには、毎日のセルフケアと定期的なプロのクリーニングが欠かせません。柔らかい歯ブラシや歯間ブラシを使い、丁寧にケアすることが大切です。また、タバコを控えることも、美しさと健康を維持するために重要なポイントです。
7.変色しないインプラントを選ぶための注意点
インプラント治療を検討する際に、見た目の美しさを長く保ちたいとお考えの方も多いですよね。インプラントの素材にはさまざまな種類があり、それぞれ特徴があります。ここでは、変色を防ぐために選ぶべき素材のポイントや、セラミック、ジルコニア、メタルフリー素材のメリット・デメリットをお伝えします。
素材の違いとその特性を理解する
インプラントに使われる素材には、それぞれ特徴があり、見た目の美しさや耐久性に違いが出ます。以下のポイントを押さえて、自分に合ったインプラントを選びましょう。
- セラミック
天然の歯に近い色合いと透明感を持つ素材で、審美性を重視する場合に選ばれます。特に前歯など、目立つ部分のインプラントに適しています。 - ジルコニア
強度が高く、金属アレルギーの心配がないのが特徴です。色も白く、金属のように変色する心配がないため、見た目を長期間保ちたい方におすすめです。 - 金属ベースのインプラント
チタンなどの金属が使われることが多く、耐久性は抜群です。ただし、歯ぐきが薄い方の場合、金属が透けて見える可能性があるため、注意が必要です。
セラミックやジルコニアの選び方のポイント
- 前歯にはセラミック、奥歯にはジルコニアがおすすめ
セラミックはその美しい透明感が特徴ですが、強度ではジルコニアに劣るため、前歯のインプラントに向いています。一方、奥歯には噛む力に耐えるジルコニアが適しています。 - ジルコニアのメリット
ジルコニアは金属アレルギーのリスクがなく、見た目の変化も起こりにくいです。さらに、歯ぐきが後退しても金属が透ける心配がないため、長期的な審美性を求める方に向いています。 - 色合いの確認「シェードテイキング」
インプラントの被せ物の色は、周囲の歯と違和感がないように合わせる「シェードテイキング」という工程で決めます。自然な見た目に仕上げるためにも、この過程をしっかり行うことが大切です。
メタルフリー素材のメリットとデメリット
- メリット
メタルフリーのインプラント素材(ジルコニアなど)は、金属アレルギーの心配がなく、長期間使用しても変色のリスクが少ないため、安心して使用できます。さらに、歯ぐきが後退した場合でも、金属の透けがないため、美しい見た目を維持できます。 - デメリット
ただし、金属に比べてコストが高くなる傾向があります。また、ケースによってはジルコニアよりも金属の方が安定しやすい場合もあるため、治療の際は担当医との相談が必要です。
インプラントの素材選びは、治療の満足度に大きく関わる重要なポイントです。セラミックやジルコニアなどのメタルフリー素材は、見た目の美しさを長く保つために優れた選択肢ですが、どの素材が最適かは、歯の場所や患者様の生活スタイルによって異なります。
8.インプラント周囲炎の予防法と早期発見の重要性
インプラントを長く美しい状態で保つためには、周囲の組織を健康に保つことが大切です。そのために気を付けたいのが「インプラント周囲炎」です。これは、天然の歯でいう歯周病に似たもので、インプラントの周りに炎症が起こる状態です。ここでは、毎日のセルフケアのコツからプロによるメンテナンスの大切さ、そして早期対応のメリットについてお話しします。
毎日のセルフケアのポイント
- やさしく丁寧なブラッシングが基本
インプラント周囲の歯ぐきはデリケートなので、硬い歯ブラシで力強く磨くと傷つけてしまいます。柔らかめの歯ブラシで、やさしく丁寧に磨くことを心がけましょう。 - 歯間ブラシやフロスを取り入れましょう
インプラント周囲は汚れがたまりやすいため、ブラッシングだけでなく、歯間ブラシやフロスも使ってしっかりケアしましょう。特にインプラントの根元部分には汚れが残りやすいので、毎日のケアで清潔を保つことが重要です。 - 専用のマウスウォッシュもおすすめ
殺菌作用のあるマウスウォッシュを使うことで、細菌の繁殖を抑え、周囲炎の予防に役立ちます。
歯科医師によるプロケアの役割
- 定期的なクリーニングで健康を維持
日常のセルフケアだけでは取り切れない汚れを、歯科医師や歯科衛生士によるクリーニングでしっかり落とします。3~6か月ごとの定期検診でクリーニングを受けることをおすすめします。 - 異常の早期発見が大切
インプラント周囲炎は、初期段階では痛みや目立った症状が出にくいことがあります。歯科医師による定期的なチェックで、早期の異常を見つけることが、トラブルを未然に防ぐカギになります。 - 噛み合わせの調整も忘れずに
インプラント周囲炎の原因のひとつに、噛み合わせのズレがあります。インプラントにかかる負担を軽減するため、噛み合わせの調整もプロケアの一環として重要です。
早期対応のメリット
- 軽度の段階での治療が簡単
インプラント周囲炎は、初期段階で発見できれば比較的簡単な治療で改善できます。痛みや腫れがひどくなる前に対応することが、インプラントを守るためのポイントです。 - インプラントの寿命を延ばす
早期発見・早期治療によってインプラントの状態を健康に保つことができ、結果として長く快適に使い続けられます。 - 患者様の安心感につながる
定期的なケアと早期対応は、インプラントを安心して使い続けられるだけでなく、将来的なトラブルへの不安も減らしてくれます。
インプラントを長く美しい状態で使い続けるためには、毎日のセルフケアと定期的なプロによるチェックが欠かせません。インプラント周囲炎は、放置すると大きなトラブルにつながりますが、早期に発見し、適切に対処することで未然に防ぐことが可能です。
9.インプラントの変色が気になる方へのアドバイスまとめ
適切な素材と技術の選び方
- セラミックやジルコニアがおすすめ
インプラントの被せ物には、見た目の美しさを保つために、セラミックやジルコニアがよく使われます。これらの素材は、変色しにくく、天然の歯に近い自然な仕上がりが得られます。 - 前歯には透明感のあるセラミック、奥歯には強度の高いジルコニアを
セラミックは透明感があり、特に前歯のインプラントに最適です。一方で、奥歯には噛む力に強いジルコニアが向いています。 - 「シェードテイキング」で自然な色を選ぶ
シェードテイキングとは、周囲の歯に合わせて被せ物の色を選ぶ工程です。このプロセスを丁寧に行うことで、インプラントが他の歯と調和し、違和感のない見た目に仕上がります。
メンテナンスの頻度とタイミング
- セルフケアは毎日の習慣が大事
毎日のブラッシングやフロスによるケアを欠かさず行い、インプラントの周囲に汚れが溜まらないようにしましょう。特に、インプラント周囲の歯ぐきはデリケートなので、やさしく磨くことが大切です。 - 定期的なクリーニングを受けましょう
3〜6か月に一度は歯科医院でプロによるクリーニングを受けることをおすすめします。普段のケアでは取り切れない汚れをしっかり落とし、インプラントの変色や周囲炎を防ぎます。 - 噛み合わせのチェックも忘れずに
インプラントの変色や周囲のトラブルの原因には、噛み合わせのズレが関わることもあります。定期的な受診で噛み合わせも調整してもらうと安心です。
変色が発生した場合の対応策
- 変色が見られたら早めに相談を
被せ物や歯ぐきの変色が気になった場合は、放置せずにすぐに歯科医院へ相談しましょう。軽度の変色であれば、クリーニングで元の美しさを取り戻せる場合があります。 - 被せ物の交換が必要になるケースも
セラミックやジルコニアの被せ物は長期間使えますが、変色や傷が気になる場合は交換を検討することもあります。新しい被せ物で気分を一新し、笑顔に自信を取り戻しましょう。 - ホワイトニングとの併用もおすすめ
自然な歯が少し黄ばんで見える場合には、ホワイトニングを併用することで、インプラントと周囲の歯のバランスがとりやすくなります。
インプラントの変色を防ぎ、美しい状態を保つためには、素材選びから日常のセルフケア、そして定期的なメンテナンスが欠かせません。万が一、変色が気になる場合も、早めに対応することでトラブルを最小限に抑えることができます。
10.インプラント変色に関するよくある質問
インプラント治療を受けたあと、「見た目が変わってきたかも?」と感じることは、決して珍しくありません。せっかく治療を受けたインプラントが、時間とともに色が変わったり歯ぐきが黒ずんだように見えると、不安になるものです。ここでは、患者様からよくいただく質問にお答えし、対策や解決策をご紹介します。
「セラミックの被せ物は黄ばみますか?」
セラミックは一般的に変色しにくい素材です。しかし、年月が経つにつれて、周りの天然歯が少しずつ色あせていくため、セラミック部分が目立つことがあります。加えて、日常的にコーヒーや紅茶、ワインを頻繁に摂取したり、喫煙する習慣があると、表面に汚れが付着し、黄ばんで見えることもあります。
対策としてできること:
- 毎日のブラッシング:専用の歯ブラシや歯間ブラシを使って丁寧に磨くことで汚れを防げます。
- 定期的なクリーニング:歯科医院でのクリーニングを受けると、表面の汚れを取り除き、ツヤを取り戻せます。
- ホワイトニングの検討:周囲の歯をホワイトニングすることで、インプラントとの色のバランスを整えることも可能です。
「歯ぐきが黒く見えるのはなぜですか?」
歯ぐきの黒ずみは、いくつかの原因で起こることがあります。代表的な原因として、インプラントの土台に使われた金属が透けて見えることが挙げられます。特に、歯ぐきが薄い場合や炎症がある場合、金属の影響が目立ちやすくなります。また、インプラント周囲炎が進行すると、歯ぐきが腫れて黒ずんで見えることもあります。
考えられる解決策:
- ジルコニア製の土台への交換:金属の代わりに白いジルコニア素材を使うことで、歯ぐきの黒ずみを防げます。
- インプラント周囲炎の予防:毎日のセルフケアと定期的な受診で炎症を防ぎましょう。
- 喫煙習慣の見直し:タバコは歯ぐきに悪影響を及ぼすので、禁煙を心がけると良い結果が得られます。
「変色したインプラントは交換が必要ですか?」
インプラントそのものは変色することはありませんが、被せ物(クラウン)の表面が劣化したり、汚れが蓄積することで見た目が変わることがあります。軽い汚れであればクリーニングで改善できますが、経年劣化による傷やひびが原因の場合は、被せ物の交換を検討する必要が出てくるでしょう。
交換を検討するタイミング:
- 表面に傷やひび割れがある場合
- 見た目に違和感が生じていると感じたとき
- 噛み合わせの不調を感じた場合
新しい被せ物に交換することで、見た目も機能もリフレッシュされ、自信を持って笑顔を取り戻せます。
インプラントの見た目の変化は、早めの対処で解決できることがほとんどです。普段の生活習慣やお口のケアを見直すだけで、変色を防ぎ、美しい見た目を長く保てます。また、気になることがあれば、遠慮せずにご相談ください。私たち加藤デンタルオフィスでは、患者様一人ひとりに合わせた最適なアドバイスや治療法をご提案しています。
群馬県高崎市のインプラント治療専門
『加藤デンタルオフィス高崎』
群馬県高崎市八島町273 高崎ピュアビル4階
TEL:027-388-0851
*監修者
*経歴
樹徳高等学校卒業。日本歯科大学 新潟歯学部卒業。
医療法人社団 朋優会 ソフィア歯科インプラントセンター 分院長
医療法人MSO かとう歯科 理事長・院長
*所属学会・研究会
・日本顎咬合学会 認定医
・国際口腔インプラント学会(ISOI)ドイツ口腔インプラント学会 認定医
・国際口腔インプラント協会(IDIA)認定医・専門医・指導医
・インディアナ大学医学部解剖学 認定医
・インディアナ大学 インプラント研究員
・日本インプラント学会 会員
・日本歯周病学会 会員
詳しいプロフィールはこちらより